


メール漢方相談

漢方治療と症例

吉祥寺森岡眼科内併設
TEL: 0422-20-65411 |
|
|
 |
心臓に酸素や栄養素を運んでいる冠動脈に動脈硬化が起こると、血管狭窄で心臓の血流量が減るため、運動時に胸の痛み、胸の圧迫感や息苦しさを感じることがあります、これが狭心症です。狭心症は、生活習慣病の一種です。 |
☆ 狭心症の原因と症状 |
狭心症の原因血管狭窄です。血管狭窄は、糖尿病、高脂血症、高血圧などに引き続いて起こる動脈硬化から起ったのです。血管けいれんも血管狭窄の原因となります。
胸の痛みや圧迫感などの症状があります。 |
☆ 狭心症と漢方 |
中医学では、心を通る血管(血脈)に、発病因子(気滞、お血、痰湿)によって滋養(気、血、津液、精)の流れが停滞、不足すると、胸痛が起こると考えます。
複数の漢方薬は、心臓を通る動脈を拡張、コレステロールや血栓を取り除き、高くなった血液粘度を下げ、血管の弾力を回復、脈拍を正常にするなど作用が持っています。さらに、老化やダメジを受けた心筋細胞を修復して、心臓の機能を高める効果があります。このような漢方薬は、丹参、川きゅう、紅花、党参、四物湯などです。
痰湿中阻
症状: 重苦しい胸の痛み、痰が多い、弦をピンと張ったような脈や、玉をころがすように速い脈があり、白くベタッとした厚い舌苔が伴う
漢方薬: 加味温胆湯・冠脉通塞丸
お血気滞
症状: 胸がシクシクと脹ったように痛んだり、重苦しくなってため息をつくようになり、情緒の変化が強くなると胸の痛みが起こります。また、胸の脇が脹って痛み、下腹部の痛みや生殖器の異常があり、舌に赤紫色の斑点が見られる、糸のように細い弦を張ったような脈をふれます
漢方薬: 冠脉通塞丸・加味逍遥散
肝腎陰虚
症状: ふらつき、胸痛、耳鳴り、顔面の紅潮、口が苦、舌は深い紅色、苔は少ないか剥げてしまいます。脈は細く緊張し、脈拍数が多くなります。
漢方薬: 六味丸・知柏地黄丸・杞菊地黄丸・冠脉通塞丸
|
|