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女性不妊・中医薬周期療法 |
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☆ 女性不妊の主な原因 |
?卵巣の問題。高プロラクチン血症、黄体機能不全、心因性など。
?卵管の問題、細菌感染や子宮内膜症による炎症の発生によって、卵管周囲や卵管采癒着による卵管運動と、卵管通過が影響されます。
?子宮や子宮内膜の問題で、着床障害が起きます。
?子宮頸管の問題、例えば頸管粘液の異常、抗精子抗体が存在する。
?授精障害。卵子や精子の質の異常。
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☆ 中医薬周期療法 |
中医学では、生理周期は腎の陰陽転化を表している。腎の陰陽失調は、生理不順、無排卵、黄体機能不全、不妊になります。腎の陰陽転化の規則に従って、陰陽を調整することは、妊娠できる体作りの有効な方法です。周期療法で、卵胞の良い発育と成熟をし、排卵も促進、黄体機能を良くします。
生理周期を四期-生理期、卵胞期、排卵期、黄体期に分けて、四期内陰陽気血の変化特徴によって、違う治療方法をとらえる。生理期には補気活血で、生理の血をスムーズに流す、卵胞期には腎陰腎気を補い、卵胞の良い発育と成熟を促進、排卵期には行気活血薬を加え、排卵を促進、黄体期には腎陽を補い、黄体機能を良くし、受精卵の着床育ちを目指す。
生理周期四期の治療方法
生理期 当帰芍薬散。四君子湯。左帰丸。
卵胞期 生理が終わってから、排卵前まで。左帰丸。
排卵期 桂枝茯苓丸、四君子湯。
黄体期 高温期から次回の生理が来るの間。右帰丸。
漢方治療は、自然妊娠を希望されている女性だけでなく、人工授精や体外授精などをすでに行っている方も、妊娠の確率が上がります。
以上の処方は、基本的なもので、人によって、体質や病状が違うから、中医専門家と相談したうえ、一番合う漢方薬を選ぶことが大切です。
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☆ 女性不妊と漢方 |
腎気不足
症状: 月経量が少ない、月経周期が一定しない、無月経、頭のふらつき、めまい、耳鳴り、腰や膝がだるく無力
漢方薬: 六味丸・人参養栄湯
腎陽虚
症状: 生理が遅れ、又は無い、冷え、頻尿
漢方薬: 八味地黄丸
腎陰虚
症状: 生理が早め、生理量が少ない、色が赤い、体の熱感、のぼせ、手足のほてり、盗汗
漢方薬: 六味丸・知柏地黄丸
肝気鬱結
症状: 生理周期が不安定、生理前に乳房の脹り、血に血塊があり、イライラ
漢方薬: 加味逍遥散合四物湯
痰湿
症状: 肥満、むくみ、身体がだるい、尿量が少ない、生理が遅れ、量が少ない、又は生理が来ない、帯下が粘る、多い
漢方薬: 温胆湯
お血
症状: 生理が遅れ、生理痛、血中の凝血、頭痛や体の痛み、痺れ
漢方薬: 桂枝茯苓丸
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男性不妊 |
☆ 男性不妊の主な原因 |
?乏精子症:精子濃度が2,000万個/ml未満。
?精子無力症:精子運動率が50%未満。
?奇形精子症:形態正常精子が15%未満。
?無精子症:精液中に精子がいない。
日常生活にも、注意が必要です。飲酒、喫煙で精子の量とグレードに影響が出ます。下半身がいつも過熱の状態でいることも精子のできに悪い影響が及ぼします。
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☆ 男性不妊と漢方 |
腎陽虚
症状: 精子の運動能力の低下、腰や足がだるい、冷え、夜中にトイレに起きる
漢方薬: 六味丸・十全大補湯
腎陰虚
症状: 精液不足、精子数減少、身体の熱感・のぼせ・手足のほてり
漢方薬: 杞菊地黄丸
肝気鬱結
症状: 精液不足、精子数減少、精子の運動能力の低下、憂うつ、イライラ、怒りっぽい
漢方薬: 加味逍遥散
痰湿
症状: 精液は粘り、肥満、むくみ
漢方薬: 平胃散・二陳湯
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☆症例 Aさん、女性、35歳、不妊症。
結婚10年目、5年間通院、人工授精数回、体外授精5回。着床しにくいと言われた。
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)、卵巣重度腫れ、血中エストラジオール(E2)が5000pg/ml。ご主人様の精子量が少ない、運動率が低い。
ご本人は生理不順、30日〜40日の周期、生理痛、経血かたまり。ほかに、手足、お腹が冷え。舌暗紫、お血斑。気血のめぐりをよくする、よい血を増やす、体を温める複数の生薬を組み合わせて、飲みながら、体外受精を続いていました、生理痛、塊消え、冷えもなくなりました。卵子のグレイドがよくなって、低温期と高温期がはっきりなり、短くガッタガッタな高温期が安定してきて、2週間になりました。ご主人様も2ヶ月通院して、精子の量と運動率を上げる漢方薬を使いました、、半年後、奥様が妊娠して、2年前、元気な男の子を出産した。
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