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秋の養生/ドライアイ・咳喘息・貧血・乾燥肌
冬至の漢方冬至の漢方

冬至は一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日です。すなわち、冬至は陰の極めで、冬至以降は陽が徐々に増える時期になります。冬至からの時期に体に補法を行うと、滋養剤の吸収、全身への散布が体の陽気成長の勢いに乗って、もっとも効果的と考えられます。
中医学は、冬至から小寒、大寒の3つの節分は補養の最もよい時期である。この時期に補うと、体内の陽気の昇発を助け、体質を増強し、免疫力を高めることができます。中国では、この時期に慢性的病気の治療に兼ねて、適切な保養を行います。
中国には「三九補一冬、来年無病痛」という諺があり、「三九」とは、冬至から始まる27日間のことで、この間に「補益」をすれば、次の一年に病痛が起こらない」という意味である。
冬の時期に補益の漢方薬や薬膳を服用することを「冬令進補」と言い、専門家から体質や気血、陰陽、臓腑、寒熱などを弁別し、オーダメイドな処方を作ってもらえば、ベストです。
日常生活の注意は、早めに就寝、日が昇ってから起きる、適量の運動、半身と背部の保温など。
薬膳には、生薬の人参、党参、当帰、棗などを使い、食べ物の肉、クルミ、栗、サツマイモ、蓮根などを使います。

春の養生

中国医は、立春から立夏まで、2月から4月までを春の期間としています。
春は、木の芽が青々と芽吹き、生物が生まれ育つ季節です。春の陽気が盛んになるにつれて私たちの体内も新陳代謝が活発になり、エネルギーの消費量も増加します。春はまた、病気の活動も活発になります。
春の養生の原則は養陽防風にあるとされています。この時季、人体の陽気は自然の気に応じて外に向かって発散する傾向があります。したがって体内の陽気の保持に努めなければなりません。養生法に『春は補陽』という原則がありますが、食生活の面でも陽気を補う食物を多く摂るようにして、抵抗力を高め風邪(ふうじゃ)を始めとする邪気の侵入を防ぐようにします。ネギ、ニラ、ニンニクをとりましょう。早春の頃は、鶏卵、エビ、魚、牛肉などで優良な蛋白質を補充することも重要です。
中国医学の五行理論では、春は肝臓に相応しています。陽気が盛んな季節なので肝臓の気も旺盛になりがちです。肝臓の気が盛んになりすぎると、目が赤い、高血圧、眩暈、肝炎などになりやすくなります。また肝臓の気は精神状態にも大きな影響を与えます。ハマナス、菊花など肝に入るお茶を飲んで気分をゆったりさせることが必要です。 春の養生をしましょう。

夏の養生

夏は、大自然の活動が一番強く、生命の新陳代謝が一番旺盛です。植物は開花、実り。人間も、それと順応すべき、朝早く起床する。夏は、気と血は体の表面に多く行っている。内部の気と血が不足しているので、焦り、怒りが出やすい。それを注意して、元気に過ごす。
夏は、暑熱と湿気があり、” 暑易傷津耗気”、身体の気と体液を消耗しているから、疲れやすく、胸が苦しく、のどが渇く。夏は五臓の心臓と脾胃と対応していて、心臓と脾胃を保護したほうがいいです。

 起居養生

夏は自然のリズムが活発なので、それと対応し、朝早く起床する。 寝る時間は22:00〜23:00,起床時間は5:30〜6:30がよい。昼間が長いので、朝早く起床して、お昼寝が必要です。研究によると、昼寝は、心脳血管の病気の発病率を減少できる。

 飲食養生

さっぱりした食物を食べる、水を多く飲む。特に、お年寄りは、体液が若い人より15%少ないから、熱へ耐性が低い。水が足りないと、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞がおきやすい。ただし、一回の飲む量を多くないように。
汗と同時に、塩分、カリウム、マグネシュウム等ミネラルも流失するので、食塩を少し、お茶も飲んだほうが、ビタミンも補充できる。カリウムは、新鮮な野菜、果物に入っている。
苦い食品の中にアルカリ成分が含まれており、消暑解熱、血液循環を促進し、血管を拡張など薬理作用がある。だから、苦い食品を食べると、気持ちや脳をすっきりして、食欲が促進、胃も元気にする。そう言った食品はニガウリ、お茶、ビールなどです。なかに、ニガウリは目によい作用があります。お茶は緑茶がよい。緑茶は日照病を予防、視力を上げ(昼と夜)、コンピュター画面から目を保護します。生薬には、菊花、金銀花、百合がよいです。
夏バテには、五味子がいい。五味子は潤燥生津、強壮、強精、鎮静、抗疲労、強心、利尿作用があります。大量汗出の身体の水分の回復、喉乾きの解消、咳、気力の回復、不眠の方には最適です。不整脈、狭心症など心臓の病気にもよく使われます。

 運動養生

運動は、朝、夜の涼しい時行ったほうがよい。運動後の注意点は:?。運動後、冷たい飲み物を一度に多く飲まない、運動の時、血液が体の表面と手足に多く行っているので、消化系に血液が少ない、冷たい飲み物は、胃腸に刺激が当たり、胃腸の血管が収縮し、痛みを起こす。しかも、胃腸が心臓に近いので、大量の冷たい飲み物が心臓を脅かす、心臓停止の例もあります。?。運動後、冷水浴をすぐに浴びない、開いている毛細血管が急に収縮し、体内の熱が発散できない、風もひきやすいから。
いろいろな工夫をして、夏の養生をしましょう。

秋の養生

秋はこれまで外向きに動いていた生命力が内側に向かって変化し始めます。今まで咲いていた花も身を結び、翌年のために生命力を種の中に収める時期なのです。人間の身体にも同じ働きがあるのです。
体の陽気は次第に衰え始め、陰気が盛んになってきますので、季節に合わせて、体内の陰気を養うことが最も重要だということです。そして養陰(陰気を養う)のためには防燥(乾燥から身を守る)に注意が必要です。燥は秋の主な気候ですから、秋の養生のポイントは「養陰防燥」です。この原則を日常生活の各方面で具体化するのが秋の養生の基本といえます。

 早起き早寝

秋は五臓の肺に対応している。早起き早寝は肺気にとって、秋の乾燥した気候に影響受けなくなります、また肺の宣発と粛降(空気、水液と栄養物質を体内に発散や下降をし、呼吸道の清潔を保持する)機能をよくすることができます。激しい運動などは避けて大人しく過ごすことが必要です。

 穏やかな気持ち

秋は情緒の中の憂いや悲しい気持ちと対応しています。この季節は、リラックスして、憂悲の情緒を避けることに心がけましょう。

 食べ物

秋は肺の活動が活発になります。辛い食物を食べ過ぎると肺の活動は異に盛になり、そのため肝臓の働きを損なうことがあります。ネギ、生姜、ニラ、唐辛子など辛い食物は食べ過ぎないように注意しましょう。中医は”酸甘化陰”という言葉がありますが、できるだけ酸味、甘味の食物を取る。リンゴやブドウ、トマトなどは肝臓の働きを助けます。あとは、柿、梨、銀杏、白きくらげ、百合、栗、ごま、くるみ、蓮根も肺を補う食べ物です。
いろいろな工夫をして、秋の養生をしましょう。

冬の養生

より健康に過ごすためには、四季の養生が必要です。中国医学では、24節気のうち立冬(りっとう、11月8日頃)から大寒(だいかん、1月21日頃)までの6つの節気を冬に分類しています。
冬は寒さが厳しく、陽気が抑えられて陰気が盛んな時です。草木は枯れ、虫たちは地下に潜り、あらゆるものの生命活動が内に籠ります。また気温の降下と共に、多くの病気が健康を脅かします。そこで私たち人間は先ず防寒保温に注意を払うようになります。
冬は保温、防寒、防燥、補養の食事を摂るのが良いとされています。補養は、冬に最も必要なことです。中国には、冬の時期に、皆病気を治る、体の機能を強化するために、自分にいい漢方薬を求めます。中国の諺にも「三九補一冬、来年無病痛」といわれています。日常生活には、先ず、暖かい物を取りましょう。例ば、おでん、シチュー、生姜、ウイキョウ、唐辛子などの香辛料を使った鍋物が代表的なものです。鍋物は空気の乾燥も防ぎますので、ウイルスの防御にも最適です。
冬は臓腑との関わりで言うと腎の季節です。冬の養生の原則は『養腎防寒』にあるとされています。中国医学では、腎臓は人体の生命力と密接に関係していると考えています。腎気が旺盛で腎臓の働きが活発であれば、生命力が強まり冬の寒さにも適応することが出来ます。腎を補う物も取りましょう。腎に入るものとしては蝦、ニラ、栗、枸杞(クコ)、黒豆、黒胡麻などがあります。黒は五行表にあるように腎を補う色です。しいたけ、黒きくらげ、昆布など黒いものを食卓に乗せてください。
いろいろな工夫をして、冬の養生をしましょう。


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