杏林春
古代中国から、目と五臓六腑の関連があると分かっています、目の病気は漢方薬治療で、優れた効果が期待できます。 漢方眼科総論 目が物をきれいに見る、視機能を果たすには、五臓六腑から生成した気、血の栄養 と気、血、水がうまく体に巡ることが必要です。 いろいろな原因で、気、血の不足、バランスのくずれ、流れが滞ると、目、体の病気になりやすいです。 適切な漢方薬は目の病気に優れた効果があります。特に慢性病気や難病。 目の病気に悩んでいる方は、ぜひ中国漢方を試しましょう! 原因を特定、弁証論治、気、血、水のバランスの調和、五臓六腑機能の調節によって、目の病気を治し、全身的な機能を回復 、強化することが出来ます。 漢方薬に効く目の病気 緑内障 加齢黄斑変性 眼底出血 網膜静脈閉塞 糖尿病性網膜症 ぶどう膜炎 ベーチェット病 サルコイドーシス 網膜色素変性 視神経 中心性漿液性脈絡網膜症 網膜色素線条症 角膜炎 角膜潰瘍 結膜炎 眼精疲労 ものもらい ドライアイ 近視 複視 黄斑円孔 など
1000年前の北宋の名医王懐隠所著「太平聖恵方」と言う医書に目を外部から、内部まで、眼鹼、眼角、結膜、角膜、瞳孔の五つの部分で分けて、それぞれ肉輪、血輪、気輪、風輪、水輪と言い、合わせて五輪と言われ、五臓に属する。肉輪は脾、血輪は心、気輪は肺、風輪は肝、水輪は腎になります。 目と五臓六腑は深い関わりがあります。 目が物を見るには、五臓六腑が生成された気血、精気の滋養が必要です。 心主血脈、諸脈属目 心は全身の血脈を司る。心の気の推動で、血が全身に循環され、上まで目に送ってくるから、目がきれいに万物が見えるのです。 肝受血而能視 肝は血を貯蔵、血の量も調節します。五臓六腑の精気が目に注ぐですけど、その中、肝の血の濡養が目に一番重要です。 脾輸精気、上貫于目 脾は食物を消化吸収して、気血を作ります。健康な脾は栄養物質を上に注ぐ性質があります、脾が弱いと、目に栄養が到達できず、支障が生じます。 肺為気主、気和目明 肺は全身の気を司る、その気は血を目に巡らせて、栄養と暖かさを与えます。 腎精充足、目視精明 腎は精気を貯蔵し、目に注いで、目が機能する。腎は津液も司る。その津液は目の涙液、房水の元になります。
漢方では、生体機能を担っている基本的な構成成分として、気、血、水の3つの要素があります。気は人体のすべての生理機能を動かす生命エネルギーであり、血、水は体を構成する要素です。血は血液に相当し、水は体液やリンパ液など体内の水分であり、血、水は気のエネルギーが原動力になって体の中を循環しています。 気、血、水は一定の量を保っていて、互いにバランスを取って、体中を巡っています。気、血、水の量のバランスがよく、循環が良好であると、体の新陳代謝、生体防御力、恒常性維持機能が十分に働いて、体の自然治癒力が高まります。 量の過不足、流動の乱れ、停滞、或いはバランスが取れなくなると、目、体が病気になります。漢方医学では、体の自然治癒力を高めるためには、気、血、水のバランスを良くし、循環を良好な状態にすることが必要条件と考えています。 漢方治療は気、血、水のバランスの調和、五臓六腑機能の調節によって、目の病気を治療し、全身的な機能を回復 、強化することが出来ます。