杏林春
古代中国から、目と五臓六腑の関連があると分かっています、目の病気はオーダメイド漢方薬治療で、優れた効果があり、たくさん喜びの声が上がりました。 中医眼科の起源は紀元前400年の「黄帝内経」に遡ります。1000年を渡って、 著しく発展して来た、紀元900年頃の「太平聖恵惠方」に、眼科専門篇があり、60種類の眼病、500種類の処方が記載されていました。 漢方眼科
滲出型加齢黄斑変性や、強度近視、網膜色素線条症などの病気は脈絡膜新生血管による眼底出血があります。 脈絡膜から新生血管という病的な血管が網膜に入り込んで増殖してしまう病態です。 一般の治療には、抗VEGF (VEGF:血管内皮細胞増殖因子) 薬の硝子体内注射によりCNV(脈絡膜新生血管) からの滲出や出血を抑制する。 定期的に眼内注射必要がああります。だが、抗VEGF薬の注射は、いろいろ副作用があって、重い副作用は、網膜萎縮です。 漢方薬は、新生血管の増殖出血治療に優れていて、抗腫瘍作用もあります。 また、中国漢方治療は、「弁証論治」で、お体内部や体質から新生血管ができた原因を調べます。 原因には、気滞、欝血、痰凝、毒聚などがあげられます。 漢方治療を導入したら、眼底出血がしなくなり、視力が上がって、OCTなどの検査で新生血管がよく消失できました。 その後、新生血管の再発もコントロールできます。
中医学の瘀血診断は重大な病気予防のカギ